ティラノサウルスはトリコモナス症だった?
あの「スー」というティラノサウルスの化石の顎の骨には、きれいな穴が10カ所ほど開いていて、今まではそれが争いで噛まれた痕だとされていましたが、どうも穴が綺麗に開きすぎているというところから、どうやら鳥のクチバシに寄生するトリコモナスという寄生虫に感染した痕ではないかという新説が出てきたそうです。
トリコモナス症というと女性の性感染症として有名ですが、鳥のトリコモナスとは別種のようです。また、鳥のトリコモナスですが、身近な鳥では主に免疫力の低下したハトや文鳥に多く見られ、ヒナのうちは致死率が高いものの、成鳥になるとこれが原因で死ぬことは少ないとあります。
簡単に分けると↓のような感じ。
- 人間のトリコモナス=主に女性、性器にかゆみや痛み。
- 牛のトリコモナス=生殖器感染症、不妊や流産。1963年以降国内では発症していない。
- 鳥のトリコモナス=クチバシの内部に潰瘍。
なるほど、鳥類のトリコモナス症は潰瘍が出来るのね。
でも潰瘍だけで骨に穴が開くのだろうか?という疑問ですが、それは次のような理由で開くのだそうです。
鳥類がトリコモナスに感染した場合、悪化するとクチバシや上部消化管が炎症を起こし、採餌だけでなく呼吸まで非常 に困難になる。そうなると鳥の体は感染組織付近の血管を収縮し、血流を止めて炎症を抑えようとするが、この免疫反応が長引くと副作用が生じ骨に穴が開くこ とがある。
しかし、ティラノがトリコモナス症ってのは・・・夢がないね。
もしかしたら、ティラノの強靱な頭蓋骨をも食い破る程のヤバイ寄生虫が寄生していた!!ということにしておいてもいいんじゃないでしょうか。どっちみち、現在に生きる人間には永遠に真実を知ることの出来ない大昔の出来事なんだから。
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